
こんにちはグレーゾーンのゆっきーです。
今回は「発達障害で私立高校受験めざすとき確実性の高い方法はどれ?」という疑問に応えます。
独学だけで私立高校受験をめざすというのは、さすがにハードルが高すぎ。
そこで私がおすすめの勉強方法は「学習塾」または「オンライン家庭教師」の利用で、独学ではクリアできない私立高校受験の独自問題にもしっかり対応力を養いやすいスタイル。
もし通信教育で紙教材・タブレット教材を考えていれば、あまりおすすめではありません。
なぜならオンライン家庭教師以外の通信教育では、教科書範囲しか勉強できず私立高校受験の独自問題に対応できないため。したがって通信教育(紙教材・デジタル教材)は基礎学習として使うのがおすすめです。
そこで、最適といえる勉強方法が「学習塾」「オンライン家庭教師」になります。
ただいずれの勉強方法についても、メリット・デメリットがあるので詳しく解説します。
発達障害で私立高校受験にむけた「学習塾」の良し悪し


発達障害の私立高校受験にむけ、学習塾はこんなデメリット・メリットが考えられます。
学習塾で考えられるデメリット
- 発達障害の中学生は「受け入れ拒否」をされる場合が多い
- 週1回から2回ほどしか通えない
- 発達障害の特性により通塾が困難になる可能性がある
- 集団塾では質問できる機会が極めて少ない
学習塾で考えられるメリット
- 私立高校受験にむけ最適な勉強内容になりやすい
- 志望校の高校受験情報を持っている
- 専門塾であれば合格実績も多く確実性が高い
- 集団塾では仲間とともに切磋琢磨しやすい
発達障害の中学生に、学習塾を利用する大きなデメリットが「受け入れ問題」です。
さらに詳しくメリット・デメリットの内容を解説します。
学習塾のデメリット

発達障害の中学生は「受け入れ拒否」をされる場合が多い
発達障害の私立高校受験にむけ、学習塾を選ぶとき一番デメリットとなるのが「受け入れ体制」です。
全国の学習塾を見渡してみた結果、かなり多くの場合で発達障害の受け入れ態勢が整っていないもの。健常児へ悪影響があるからという理由で受け入れてもらえない場合が多くなっています。
もし受け入れてもらえない場合は、完全に私立高校受験を目指した勉強は不可能。したがって学習塾を考える場合は、まず「受け入れ体制」の確認が重要です。
一般的な公立高校受験をめざす学習塾では受け入れてくれる場合もありますが、私立高校受験にむけた学習塾はかなり難しいもが現状。この辺りのインフラ整備が整うまでには、まだ結構な時間が必要ではないでしょうか。
週1回から2回ほどしか通えない
学習塾は私立高校受験において、より掘り下げた有効な勉強に取り組めるのが大きな特徴。
しかし指導回数の少なさという部分においては、週1~2回程度と極めてデメリット。通塾日以外でいかに私立高校受験を目指した自主学習できるか、という取り組みが合否を大きく左右します。
したがって学習塾へ通わせるのは一見すると高い学習効果が期待できるように思えますが、じつは意外とそうでもなく決め手となるのは「自主学習の内容と精度」が重要。
通塾日よりも空き時間のほうが多くなるため、最終的には独学に頼るのが学習塾になります。
発達障害の特性により通塾が困難になる可能性がある
発達障害があると、精神面や肉体面で通塾に支障をきたす場合も考えられます。
家族がつねに通塾の手助けをできればこの問題は解消できるかもしれませんが、とくに精神面において発達障害の特性によって通塾できない場合は重要な問題となるもの。
したがって私立高校受験をめざして学習塾を考える場合は、発達障害の特性をはじめ、子供自身の通塾困難となる可能性について考えておくことが大切です。
初めは良くても時間経過とともに障害の症状が出てくる場合もあるので、長いスパンで通塾について実行できるか考慮しておく必要があります。
集団塾では質問できる機会が極めて少ない
私立高校受験をめざす学習塾というのは、一般的に「集団塾」が多くなっています。
集団塾というスタイルはモチベーションなども期待できますが、もっと重要な「質問のしやすさ」という点において最大の問題となります。
授業が終わってから質問をしようと思ってもみな同じように考えるため混雑し、結局なにも質問できず返ってくるといった悪循環となることも十分に想定範囲。
したがって集団塾ではほぼ質問できない、と考えておくことが賢明です。
個別指導塾では、よほど専門塾でない限りほぼ私立高校受験に対応できないためおすすめできません。
学習塾のメリット

私立高校受験にむけ最適な勉強内容になりやすい
私立高校受験に対応できる学習塾は、高い効果を期待できる最適な勉強となりやすいのが特徴です。
とくに私立高校受験の独自問題というのは教科書範囲以外から出題されるため、志望校ごとの出題傾向をしっかりと把握・対応していることが超重要なポイント。この点において学習塾はより濃い情報によって、確実性の高い学校外学習といえるのがメリットです。
また学習塾における私立高校対策は、十分な過去問や演習問題によって効率の高い勉強ができるのもメリット。独学ではまず成し得ない範囲までしっかりと取り組むことができます。
この「私立高校受験にむけ最適な学習内容」というのは、学習塾のおける最大のメリットです。
志望校の高校受験情報を持っている
私立高校受験において、より効果的な対策となる根幹が「受験情報データ」になります。
学習塾はこの受験情報に関するデータをしっかり持っているのがメリットで、より良い結果につなげるための施策も多く打ち出すため有意義な受験勉強を期待できます。
私立高校受験専門の学習塾は、情報の速さも大きなメリット。
膨大な情報量によって、より正確で効果的な対策を講じることができます。
専門塾であれば合格実績も多く確実性が高い
私立高校受験に対応するためには、一般学習塾ではなく「私立高校受験の専門」であることが必須です。
一般的な学習塾は幅広い偏差値の公立高校受験にむけた勉強は可能ですが、私立高校受験という特殊問題が出題される場合にはまったく向いていません。
また私立高校受験の専門塾は過去の実績も豊富で、より確実性の高い対策ができるもの。
なかには私立高校受験にもおすすめと謳っている一般学習塾も見つかりますが、しっかりと内容まで探った上で選ばないと十分な対応できず結果も出せないといったことも考えられます。
私立高校受験の専門塾であれば、極めて高い学習効果が期待できます。
集団塾では仲間とともに切磋琢磨しやすい
私立高校受験に向けた学習塾は、おもに「集団塾」である場合が多いものです。
集団塾は質問しづらいといったデメリットもありますが、逆に大人数によるモチベーションアップにつながりやすい学習塾スタイルというメリットもあります。
通塾してくる中学生はいわゆるライバルとなりますが、集団心理によって競争心が生まれることも多々あります。結果的に集団スタイルで勉強することで、より集中力アップや高い学習効果が生まれる場合も多いためメリットの1つとして考えることができます。
もし個別指導塾で私立高校受験に対応している場合は、この集団的心理は働きにくいもの。したがって学習塾のスタイルも並行して考えながら、私立高校受験に対応しているスタイルの塾を選ぶことも重要です。
とくに集団塾スタイルの場合は、より切磋琢磨しやすい環境であるといえます。
参考:【発達障害】本当の意味で失敗しない学習塾・勉強スタイルの選び方
発達障害で私立高校受験にむけた「オンライン家庭教師」の良し悪し


発達障害の私立高校受験にむけ、オンライン家庭教師はこんなデメリット・メリットが考えられます。
オンライン家庭教師で考えられるデメリット
- 画面越しのためモチベーション維持がやや難しい
- 場合によっては通信環境が乱れる可能性がある
- 優秀な講師のいるオンライン家庭教師を選ばないと私立受験は難しい
オンライン家庭教師で考えられるメリット
- 発達障害でも受け入れてくれる場合が極めて多い
- 地方にいても都会の優秀な指導を受けられる
- Wi-Fi環境が整っていれば場所を選ばない
- 時間効率に優れ勉強時間を多くとることができる
- しっかり吟味すれば私立高校受験にむけ十分な対策ができる
発達障害の中学生とオンライン家庭教師は、極めて相性の良い勉強方法になります。
さらに詳しくオンライン家庭教師のメリット・デメリットを解説します。
オンライン家庭教師のデメリット

画面越しのためモチベーション維持がやや難しい
とくに発達障害の場合、オンライン家庭教師の「画面越し」という指導スタイルに違和感を感じることもあります。すぐに慣れるものですが初めのうちはデメリットと感じるかもしれません。
自粛生活におけるオンラインスタイルで違和感を感じることも少なくなりましたが、実際に会っている感覚が乏しいため初めてのオンライン指導はとくに違和感が強いもの。
また画面越しの指導ということでリアル感が少なく、モチベーション維持が難しい場合もあります。
あまりオンラインによる会話経験がない場合は、こうしたオンライン特有といえるデメリットも考えられます。
場合によっては通信環境が乱れる可能性がある
オンライン家庭教師はWi-Fi通信によって接続しますが、回線速度など環境によっては通信が乱れ、画面に乱れが発生することも考えられます。
とくに低速回線を使用している場合にこの問題は多く、光回線などではまったく起きないのが普通。
したがってインターネット回線の種別によってこうした問題が発生することも十分に考えられ、デメリットの1つとして感じることがあるかもしれません。
優秀な講師のいるオンライン家庭教師を選ばないと私立受験は難しい
オンライン家庭教師で私立高校受験にむけた対策を行う場合は、しっかりと吟味しないと効果も半減。
とくに私立高校受験へむけた効果的な対策をはじめ、優秀な講師陣が揃っていることで十分な私立高校受験への対策ができるもの。とくに直接指導を受ける講師陣は、優秀であることが必須条件となります。
優秀な講師陣というのは高学歴により正確性の高い指導が期待でき、さらに指導力を持ち合わせていることで腑に落ちる勉強へつながります。したがって高学歴と指導力を兼ね備えている講師陣がいなければ、私立高校受験で良い結果へつながらない場合もあるので要注意です。
オンライン家庭教師のメリット

発達障害でも受け入れてくれる場合が極めて多い
学習塾では発達障害の受け入れ拒否という問題がとても多いですが、オンライン家庭教師は全国から選べるため発達障害に対応している会社を見つけやすのが大きなメリットです。
発達障害の受け入れ態勢が整っており、訪問型の家庭教師を運営&オンライン指導も行っている場合。こうしたオンライン家庭教師は発達障害の中学生でも拒否することなく自然に受け入れてくれます。
また発達障害で不登校の中学生に対応しているオンライン家庭教師も多く、発達障害をより理解しようとする会社も思った以上に多いもの。したがって学習塾と比較して、オンライン家庭教師のほうが発達障害の受け入れに関しては大幅に向上しているのが特徴です。
地方にいても都会の優秀な指導を受けられる
私立高校受験で結果を出すためには、優秀な指導というのが欠かせません。
学習塾では通塾出来る範囲内で選ぶ必要があるため限られますが、オンライン家庭教師は全国どこの会社でも自由に選べるため都会の優秀な会社を利用できるのがメリットのひとつ。
より私立高校受験で結果を出すためにはクオリティの高い講師・必要十分な対策を講じられていることが重要ですが、オンライン家庭教師はこうした問題もクリアしやすいといえる学習スタイルになります。
この優秀な会社選びができる、というのもオンライン家庭教師ならではのメリットです。
Wi-Fi環境が整っていれば場所を選ばない
オンライン指導を受けるためにはWi-Fi環境が必要ですが、環境さえ整えてしまえば子供部屋以外でもオンライン指導を受けられるため自由度が極めて高まるのもメリットの1つ。
とくにノートパソコンやタブレット端末でオンライン指導を受けることにより、いちばん集中しやすい部屋などで私立高校受験にむけた高い学習効果の期待できる家庭学習を実践できます。
最近はリビング学習などと呼ばれるように、集中しやすい環境は個々に違うもの。
子供の個性を活かしながら、効果的な学習を実現できるメリットもオンライン家庭教師には備わっています。
時間効率に優れ勉強時間を多くとることができる
学習塾では通塾時間も必要ですが、オンライン家庭教師は完全にロスタイムなし。
通塾だけでも結構な時間を必要としますが、このロスタイムがないことによって多くの時間を勉強に費やすことができ、結果的に私立高校受験の勉強時間アップにつながるのもオンライン家庭教師のメリットです。
さらにオンライン指導の時間は決まっているため、講師陣も無駄なく教えようと有効に学習時間を遣おうとするのも時間効率アップにつながるメリット。極めてムダな時間を省き、私立高校受験の対策へ多くの時間を活用できる有意義な学習スタイルになります。
学習塾へ通塾するだけでも、思った以上の時間を費やすもの。
こすいたロスタイムを全てカットできる、というのはオンライン家庭教師の置きなメリットです。
しっかり吟味すれば私立高校受験にむけ十分な対策ができる
前提として「優秀なオンライン家庭教師を選ぶ」といった行動が必要ですが、私立高校受験に対してかなり有意義な家庭学習を実践できるのもオンライン家庭教師のメリットです。
オンライン指導では勉強できる深さも限られているように思えますが、じつはそうでもないのが事実。しっかりと優秀な私立高校受験へ向けた対策をはじめ、優秀な講師陣が揃っていれば極めて有効な受験対策ができる学習スタイルといえます。
とくに志望校にぴったりの私立高校対策が講じられているオンライン家庭教師であれば、ピンポイントな学習が可能。さらに完全マンツーマン指導のため、より理解と定着につながりやすい家庭学習を実践できます。

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忘れてはいけない!私立高校受験の「面接」について


また私立高校受験において重要なのは、1次筆記試験だけではなく「2次面接試験」もあること。これも決して忘れてはいけないポイントです。
この面接対策というのは一時的な取り組みで身につくものではなく、ある程度の時間を要するカリキュラム。毎日の生活習慣をはじめ、面接を突破できる力を身につけておかなければいけません。
とくに発達障害の中学生は、この面接対策にはやや時間が必要。
- 言葉遣い・行動(仕草)‥きちんとした敬語をはじめ正しい日本語を身につける。相手に失礼のない行儀良い行動力を養う。
- 社会情勢などの把握‥毎日の社会情勢について新聞などを活用し把握する。社会の流れを知ることはもちろん、事象に対する自分の考え方をハッキリと持つことが重要。
(参考サイト:高校入試面接「時事問題(ニュース)」の出題傾向)
このように高校入試面接にむけた対策は、一定の期間を要するため早めの準備が大切。
いずれの項目においても一過性の取り組みでは難しく、毎日のコツコツとした取り組みによって「クセ」をつけておくことが良い結果を期待できる重要なポイントになります。
とくに発達障害があると生活習慣を変えるのは難しいので、少しずつでいいので早めのスタートが大事。とはいえ新聞を読むなどは慣れが必要で、かなりレベルの高い面接対策となるもの。
そこで初めての新聞として読みやすく楽しさもある、こんな取り組み方も極めておすすめです。
発達障害の中学生におすすめ「中学生新聞」が面接対策にぴったり

まとめ

今回は「発達障害の私立高校受験にむけたおすすめの勉強方法」について解説しました。独学ではまず私立高校突破は極めて難しいので、学習塾またはオンライン家庭教師の利用を強くおすすめします。
私自身グレーゾーンの経験からいえば、とくにおすすめは「オンライン家庭教師」の利用。
学習塾は「通う」「大人数」「集中しづらい」といったデメリットが多く発達障害の場合あまり得意といえる環境ではないので、できればオンライン家庭教師を選ぶほうがシックリ来るかと思います。
また発達障害で対人関係に疑問を感じる場合も、オンライン家庭教師の画面越し指導は極めて有効。
対面による緊張を和らげることができるため、落ち着いて私立高校受験の対策へ打ち込める学習スタイルになると強く感じます。
発達障害で私立高校受験をめざす勉強方法として、ぜひ参考にしてみてください。



